主格接辞その2
前回に引き続き動詞の主格接辞について。
形容詞的に働く動詞(自動詞?)も同様の使い方ができる。全ての動詞ではないらしい。
これらの動詞は主格接辞をつけて文章を作ることができる。
マーシャル語 | 日本語 |
---|---|
jejā | 知っている |
jaje | 知らない |
n̄ak | 知らない |
maron̄ | できる |
ban | できない |
meļeļe | 理解する |
kōņaan | 好き、欲しい |
dike | 嫌い |
m̧akoko | 断る、気にくわない |
meļo̧kļo̧k | 忘れる |
jaje, n̄akの何が違うのかは不明。
- imeļeļe 「私は理解している」
- en̄ak 「彼/彼女/それは知らない」
- redike 「彼ら/彼女ら/それらは嫌う」
マーシャル語の打ち方
英語帝国主義者は欧米(と精々アジア、アラブ)以外の世界を知らないので、一部のアルファベット(m̧ n̄ o̧)はABC-extendedで打てなかったり、そもそもこれらを一つの文字としてUnicodeが割り振られていない。環境によっては約物が文字の中心に表示されず崩れているかもしれない。
なので、次のようにUnicode打ちして強引に表示させます。
m̧ : 'm' + [U+0327]
n̄ : 'n' + [U+0304]
o̧ : 'o' + [U+0327]
macの場合は「Unicode 16進数」キーボードを入れて、例えばm̧なら「m(alt押しながら)0327」の順で押すと打つことができます。